あいむまいむ | ちっべあ

あいむまいむ

s19

先日までかなり大変な問題をかかえてしまったとパニックドッグになっていましたwanですが、なんとか復活!!!!
なんとも曖昧なフィニッシュでしたが。。。。
しかもここにその事を書いて良いのかI don't know.
まあでも書いちゃおうかー。

実はですね、ベルリンに到着して2、3日経ったある日、なんだかふっと気がついちゃったんですね。

「あれれ?私ってもしや不法滞在じゃないよね~。。。。汗」

で、ネットで調べまくった結果ほぼ100%不法滞在。
なんで、そんな事になっちゃったかというと、EUのシェンゲン条約という規定のせいなんです。
簡単にいうと、EU諸国以外の人間はEUに6ヶ月間の90日以内しか滞在できないというきまり。
それを私は最初一度EUを出れば、すぐにでもまた戻ってきて良いと思っていたんです。
で、そうしたんだけど。。。それはとんだ勘違い。
わんのルートは4月25日にEU入り。そして7月21日にEUを出てサラエヴォへ。
で、8月17日に再びEU入り。

はい。EU滞在のカウントは0に戻らず、前回の滞在のまま続いているわけです。
いこーる、今日で95日目ぐらいの滞在となってしまい、それはイコール不法滞在になるわけなんです。

でねでね、めちゃくちゃ凹み、ドキドキして、対処法を探しまくっていたんです。
結局語学学校に通うから、語学ビザを取るしかないということになり、色んな必要書類を集めたりしていました。
が、それもまた困難で。
まずビザをとるのに外人局というところにいかなきゃ行けないんですけど、そこがめちゃいじわるらしく、ドイツ語が流暢に喋れないと相手にされない時もしばしばというのを聞き。。。
もうムリ~っとなりかけていた時、思い切って日本大使館に電話してみたんです。

そしたらさ、

なんだか大丈夫なんだって。

で、わ~いって今住んでいるWGの人々にあやまりつつお礼いいつつ、話しをしたら。。。

「いや、でも君は確実にイリーガルだよ。日本大使館は何か勘違いしていなか!?」

とつっこまれていまい。。。昨日また電話で確認してみたんです。
そしたらやっぱ大丈夫なんだって。
まあそこらへんがすごく曖昧な規則だと思うんだけど、大使館員の方曰く、
「6ヶ月間の90日以内という発表をドイツが側は日本政府には正式にいってきていない」
そうなので、この点に関しての空港でのパスポートチェックもなく、難なく帰れるそう。
とは言っても、ドイツの規則では正式に決まっているこの規則。
万が一、道ばたでパスポートチェックや何かあったとき多少問題になる可能性があると思うよう。
あと、故意にこの行動をずっと続けていると芳しくないそうです。


かんばし・い【芳しい・×馨しい・▽香しい】
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[形]かんば・し[シク]《「かぐわしい」の音変化》

1 においがよい。こうばしい。「―・い花の香り」「栴檀(せんだん)は双葉より―・し」

2 (多く打消しの語を伴って用いる)好ましいもの、りっぱなものと認められるさま。「成績が―・くない」

イコール、「まあ特にそんな問題ではないです。もしビザが取りたいのなら、そうしてもらっても構いませんが、まず最初の予約を取るのに2ヶ月とかかかっちゃいますから、ほぼ意味ないですね」とのこと。

ほ~~~~~~う。まあ良かったわ。

と思うのと同時に、国や規則という仕組みについて、また考えさせられた。

サラエヴォ滞在中などに、私の旅のプランをつげると大抵のボスニア人達は、君はこの旅のためのお金をどうやって稼いだんだ、と問われる。私は普通に、アルバイトを沢山して、あとは両親から借りている。と答えると、
君はラッキーは国にうまれたラッキーガールだねと言われる。

私はイエスとしか答えられない。
そう言ってきたボスニア人の中には仕事もろくにせずに、毎日ビールを飲み怠惰に生活しているようにしか見えない人もいる。だから私はラッキーな国に生まれたれど、ラッキーな国の中なりに苦労はしている事をわからなくていいから、しってほしいなと思う。
共産主義という私にとって難しい言葉を使っていうなら、彼等の労働に対しての賃金は国の物価が安いため、日本のサラリーに比べればとても安いが、共産主義のなごりみたいのが残っているのか、働かなくても働いている人と同等に生きていけるという考え方が、私は納得できない。納得できないというか、頭にくる。
そんなの、働いた人は働いたなりに裕福になっていいし、働かなかったらお腹を空かしている貧乏人になるという考えが私の中に植え付けられている常識である。
私もよその国どころか自分の国に対しても無知な事だらけだろうけど、今の私にはこういう風にしか考えられないな。

でもさ、また別の話しだけど、その国の経済力やイメージなどをそこの国の人の人間性の一部として見てしまう、この世はとても悲しいと思う。

そういう見方があるから私はかなり得している方だと思う。

あーゆーきーな?
のーあいあむ、やーぱん。

こんだけの問いで人々の視線は変わる。
私がキャノンやソニーや寿司や着物や京都やイチローを生みだした訳ではないのに、日本と言うキーワードで人々は私への先入観をもつ。

今回の滞在日数についての問題は、私が日本人だから助かった面が大有りだと思う。
もし私がボスニアやアフリカやチベットに生まれていたら、外国に行く準備にすごい労力がかかるだろう。
実際にドイツのハンブルグで出会ったチベットから初めて外国に来たというJくんは、ハンブルグの町中で座っていただけなのに、警察に公共の面前でいきなりのボディーチェックそしてパスポートチェックをされたらしい。彼はパスポートを所持していなかったので、警察は家まで彼を連れていき、何も問題のない外国人だとわかると帰っていったという。
このシュチエーションは日本人ならまずありえないらしい。
彼はドイツに来る前にビザを採るために、インド内のあちこちを何度も往復させられたと言っていた。
確か片道だけでも10時間ぐらいかかる列車の道のりを、2、3度も往復したとか。
ありえなすぎる。

日本国籍に生まれた事は本当にラッキーだったと思う。
だからこそ何かしなければならない行動がある気がする。